街を歩いていると、三味線やお琴の音がどこからともなく聞こえたり、
知り合いの人、身内の誰かがやっていて和楽器の音に接したことがあるというのは、
はるか昔の話になってしまいました。
現在では日本でいながら日本の伝統音楽に接する機会も少なく、
生の演奏を聞いたり、楽器に触れたことのない人がほとんどという時代です。
日本の伝統音楽を知ることは、日本の文化、歴史などを学び身に付けていくことにもつながっていくことでしょう。
和の文化といっても決して古臭いものではありません。
かえって今の時代には新鮮かつ奥行きの深さを感じでいただけると思います。
日本で生まれ、伝えられてきた音楽の演奏を聞く、
楽器に触れてみる機会を少しでも多くの方に体験していただきたいと思います。
新山 玉峰/杵屋 栄美世 プロフィール
幼少より長唄を父、杵屋栄暁、筝曲を母、先代新山玉峰より指導を受ける。
初舞台は二歳で「黒髪」を唄う。
十四歳で筝曲 新山白峰、十六歳で長唄 杵屋栄美世の名取りとなる。
平成四年母の没後、新山玉峰を襲名する。
現在はあかつき会を主宰し、門弟や中高生などの指導、演奏会、芝居、舞踊の伴奏演奏、CMの録音などの演奏活動を行っております。
あかつき会の稽古内容
長唄
歌舞伎舞踊の伴奏音楽に始まり、三味線音楽として発展し今日に至ります。
日本伝統音楽のひとつといえます。
琴・地唄
三味線や尺八と並ぶ、日本の代表的な楽器です。
「さくら」「六段の調」などで皆さんも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
現在では、古典からポピュラーまでレパートリーは幅広くあります。
三味線
中国から沖縄に伝わったとされる三味線。
日本の弦楽器のひとつで、耳なし芳一で有名な琵琶法師が広めた
と言われています。
三味線に興味のある方、楽しく演奏をしたい方にこのコースを作っております。