2022年5月
原風景~
1年半ぶりに京都へ行ってきました。
今回はきょうとの北の端から南の端まで、昔ながらの原風景の残るところを訪ねる旅でした。
初日は美山のかやぶきの里。一角が茅葺屋根の家が保存されています。
昔は囲炉裏でその煤が補強の役目をしていたそうですが、今はそうはいかないのでいろいろ問題もあるようです。
2日目は晴天に恵まれ、北の端の天橋立。3回目にして初めて一番の展望台から見られました
そして宮津湾の伊根の舟屋。
テレビでは見ていましたが、舟屋が並んでいるのを船の上から眺めました。
ここも保存地区ですが今はカフェや民宿などにも使われています。
やはり現代において生活するのは大変だと思います。
保存してくれないと守れません。
ハイウエイ工事を横目に見ながら、複雑な心境になりました・・・
3日目は田園風景の残る南山城の「浄瑠璃寺」「岩船寺」「観音寺」を廻りました。
今回持って行った本は、葉室麟著「古都再見」です。
北九州に生まれ育った時代小説作家は晩年京都に居を構えます。
「人生の幕がおりる。近頃、そんなことをよく思う。(中略)
幕が下りる前に見ておくべきものは、やはり見たいのだ」
年齢が近い私はいたく共感します。
それを予見したように2年後66歳で亡くなります。
私も、見られるうちにーとつくづく思うのです。
写真の整理~
最近になって、写真の整理に取り掛かりましたー
両親が亡くなって30年近く経つのに、そのままにしてありました。
母がアルバムからはがした写真が、適当に入れてあって順序もバラバラで統一されていないので、 父、母、あかつき会の3つに分けて整理しました。
驚くのが父母が結婚前からのお弟子さんの数ですー 二人ともかなりの人数のお弟子さんを持っていたのですね。
当時は子女は稽古事をやるのが常識みたいなもんですから、それもうなづけます。
そして戦争が始まり、父もニューギニアに徴兵されました。
戦後も演奏会は派手で、私の初舞台は三越劇場で(2歳9か月)「黒髪」を唄い その後も何年かは三越でした。
ロビーは、贈られたものが飾られ(インコのつがいの鳥かごスタンドもありました) まだお稽古事が盛んな時代だったことがよくわかります。
父は塩原温泉の芸者衆を教えていましたが、人数も多く毎年旅行に行っていました。
時代の変遷を目の当たりー 夫婦でも結構旅行に行っていたことも思い出し、
家族で東南アジアへよく行きました(インドも)
やっとその分が終わり、今日から自分の写真の整理に取り掛かりました。
この写真は家の近所にもう廃業していたのですが日本髪を結ってくれるおばあちゃんがいて 何回も結ってもらいましたが、
熱いコテでグングン引っ張られ、最後はペッペッと唾を付けた手で 整えられるのが嫌でした
ゴールデンウィーク~
3年ぶりのステイホームではないゴールデンウイークを迎えました。
私も日帰りで足利フラワーパークへ行ってきました。
大藤を見てみたいと思って行ったのですが、ちょうど白藤が満開でこんなに美しいとは感動でした
またシャクナゲも美しく、しばし至福の時間を過ごせました。
ちょうど天気にも恵まれ、青空に白が映えます
いつものツアー会社で行ったのですが、個人で行くと入場するまでが大変ですし、
何の心配もなく連れていってくれるので(バスの中では読書もはかどりますしー)
私には有難いです~
この時期はいつも夏物の入れ替えなのですが、今年は気温が低くいまだに冬物も着ています。
でも動ける日常は気持ちの上で良いですね。
良い一日でした(遊んでばかり???)