平成3年の6月にみつばちブンブンの大正琴クラスは始まりました。
きっかけは「障害者に大正琴を」という姥山さんの提案を母が受けたことでした。
その母が3月に突然亡くなったため、
私は何の知識もないまま一から始めてまいりました。
まず、楽譜を記号やシルシをつけて演奏しやすいように作り変えました。
始まって3ヵ月後に発表の機会があり、見事に成功。
そこで私はゆきわりそうの本番の強さを目のあたりにしました。
その後もスタッフと相談しながら、数字の読めない人には楽譜を指差す人が直接キーを差す、リズムにつけていけない人には一拍おきに演奏するなど、一人ひとりにそれぞれ演奏しやすいように工夫を重ねてきています。
レパートリーもどんどん増えて、以前は同様や短い曲ばかりでしたが、
昨年は「涙そうそう」今年は森山直太郎曲の「さくら」まで演奏できるようになりました。
演奏の場も毎年のあかつき会、ミュージックパーティーをはじめさまざまな場所でやってきましたが、2002年の韓国ソウルの大舞台でみんなが着物姿で堂々と演奏したことは忘れられません。
その他の活動
新春邦楽舞台始め「女流名家長唄大会」が東京・日本橋の三越劇場にて行われました。
芳村・杵屋・杵家などの各流派から、女流長唄会の名手・花形、総勢170人に囃子方が加わり24曲を披露しました。