あかつき会通信
夏休み~
警報が出るほどの猛暑の日々が続いていますねー
夏は学校やお教室が休みで、我が家のお稽古だけなので暇です。
毎年この時期にいろいろの検診を受けます。
コロナ前はいつも会えない友人と食事したりしていたのですが、 コロナになってからはそれも出来ません。
ひたすらスポーツクラブで泳いでサウナ(私の時間帯はひとりです)で汗をかき
家に帰れば大掃除の前倒しで、ちょこちょこやっています。
問題は誰とも喋らない日が続き、声が出にくくなることです。
朝は「般若心経」を2回ほど大きな声で唱えますがあとは声を出さない生活になってしまいます。
昔、耳鼻咽喉科の先生に声帯に隙間が出来て「一人暮らしの老人に多いです」と言われましたが
そこで教わった声のメンテとして写真のようにペットボトルに水をいれて、
ストロー(太い方が良い) で「ウー」と声を出しながら
泡が同じように出るようにブクブクやります。
私はいろいろの音程でやってみたりしています。
テーブルの上に置いておいてコマーシャルの間にやるとか、何回も気が付いたときにやっています。
7月~
このところの酷暑にはいささか参っています
6月30日の「杵栄会」も3年ぶりに開催されました。
暑さにもかかわらずいらしてくださったお客様には感謝申し上げます。
地方から参加された方たちもさぞや大変だったことと思いますが、
久しぶりに皆様にお目にかかれて嬉しかったです。
そして今日はEHDの今年度の授業でした。
今年から学年を分けず希望者のみになりましたのでやり方も変えてみました。
今日はガイダンスということで、後は2学期からが本格的に曲に入ります。
コロナもこのところ増えてきましたし、どうなるのかわかりませんが・・・
何とか10月末の発表まで無事にやれることを祈るばかりです。
皆様もくれぐれお大事にお過ごしください。
三年ぶり~
先日も京都へ行った折、修学旅行生の姿も見られるようになりました。
ようやく少しずつ以前の日常が戻ってきているようです。
私どもの流派の「杵栄会」も3年ぶりに開催されることになりました。
久々に皆さんとのお稽古もやっております。
第122回 「杵栄会」 令和四年 六月三十日(木) 午後一時開演
日本橋社会教育会館 8階 入場無料
人形町、水天宮前から徒歩4~5分 です。
「喜三の庭」 「俄獅子」 「助六」 「菖蒲浴衣」 「都風流」 「竹生島」
私は、俄獅子、助六の上調子、竹生島のタテをやらさせて頂きます。
竹生島はなかなかうっかり出来ない曲で龍神が無事に湖上に出現していただけるように 心して演奏したいと思っております。
原風景~
1年半ぶりに京都へ行ってきました。
今回はきょうとの北の端から南の端まで、昔ながらの原風景の残るところを訪ねる旅でした。
初日は美山のかやぶきの里。一角が茅葺屋根の家が保存されています。
昔は囲炉裏でその煤が補強の役目をしていたそうですが、今はそうはいかないのでいろいろ問題もあるようです。
2日目は晴天に恵まれ、北の端の天橋立。3回目にして初めて一番の展望台から見られました
そして宮津湾の伊根の舟屋。
テレビでは見ていましたが、舟屋が並んでいるのを船の上から眺めました。
ここも保存地区ですが今はカフェや民宿などにも使われています。
やはり現代において生活するのは大変だと思います。
保存してくれないと守れません。
ハイウエイ工事を横目に見ながら、複雑な心境になりました・・・
3日目は田園風景の残る南山城の「浄瑠璃寺」「岩船寺」「観音寺」を廻りました。
今回持って行った本は、葉室麟著「古都再見」です。
北九州に生まれ育った時代小説作家は晩年京都に居を構えます。
「人生の幕がおりる。近頃、そんなことをよく思う。(中略)
幕が下りる前に見ておくべきものは、やはり見たいのだ」
年齢が近い私はいたく共感します。
それを予見したように2年後66歳で亡くなります。
私も、見られるうちにーとつくづく思うのです。
写真の整理~
最近になって、写真の整理に取り掛かりましたー
両親が亡くなって30年近く経つのに、そのままにしてありました。
母がアルバムからはがした写真が、適当に入れてあって順序もバラバラで統一されていないので、 父、母、あかつき会の3つに分けて整理しました。
驚くのが父母が結婚前からのお弟子さんの数ですー 二人ともかなりの人数のお弟子さんを持っていたのですね。
当時は子女は稽古事をやるのが常識みたいなもんですから、それもうなづけます。
そして戦争が始まり、父もニューギニアに徴兵されました。
戦後も演奏会は派手で、私の初舞台は三越劇場で(2歳9か月)「黒髪」を唄い その後も何年かは三越でした。
ロビーは、贈られたものが飾られ(インコのつがいの鳥かごスタンドもありました) まだお稽古事が盛んな時代だったことがよくわかります。
父は塩原温泉の芸者衆を教えていましたが、人数も多く毎年旅行に行っていました。
時代の変遷を目の当たりー 夫婦でも結構旅行に行っていたことも思い出し、
家族で東南アジアへよく行きました(インドも)
やっとその分が終わり、今日から自分の写真の整理に取り掛かりました。
この写真は家の近所にもう廃業していたのですが日本髪を結ってくれるおばあちゃんがいて 何回も結ってもらいましたが、
熱いコテでグングン引っ張られ、最後はペッペッと唾を付けた手で 整えられるのが嫌でした
ゴールデンウィーク~
3年ぶりのステイホームではないゴールデンウイークを迎えました。
私も日帰りで足利フラワーパークへ行ってきました。
大藤を見てみたいと思って行ったのですが、ちょうど白藤が満開でこんなに美しいとは感動でした
またシャクナゲも美しく、しばし至福の時間を過ごせました。
ちょうど天気にも恵まれ、青空に白が映えます
いつものツアー会社で行ったのですが、個人で行くと入場するまでが大変ですし、
何の心配もなく連れていってくれるので(バスの中では読書もはかどりますしー)
私には有難いです~
この時期はいつも夏物の入れ替えなのですが、今年は気温が低くいまだに冬物も着ています。
でも動ける日常は気持ちの上で良いですね。
良い一日でした(遊んでばかり???)
久々の歌舞伎座~
コロナになってからまだ間もない頃、玉三郎さんの舞踊公演に歌舞伎座に行きました。
4マスに1席の市松模様状態の客席で、入場も出場も緊張感がありロビーも閑散として
とても着物で行くような気分になれませんでした。
コロナになって私自身が着物をすっかり着なくなってしまいました。
これではイケナイとちょうど今月の歌舞伎座の第2部の切符を頂いたので、久々の着物で行きました。
入場も以前のような物々しさはなくなり(お互いが慣れた)席も2席続き1席空くという状態。
出し物は「荒川の佐吉」という世話物で幸四郎さんー
もう一つは義経千本桜から義経の旅路を描いた白拍子や傀儡師の華やかな舞踊の一幕でした。
憂鬱なニュースの続く毎日ですが、こういう時間を過ごす大切さを以前に増して感じます。
文化、芸術も不要不急ではなく、こういう時代だからこそより大切なのではないでしょうか?
今日の舞台も桜でいっぱいでした。
私も着物もどんどん着たいと思った一日でした
地下2階にある【木挽町ひろば】にも初めて行ってみました。
楽しいものがいっぱいありましたよ~
北陸の桜~
コロナになって3回目の春を迎えました。
この2年間はちょうど緊急事態宣言で近所の桜しが見られませんでしたが 思い切って今年は出かけてみました。
皆さんは継体天皇をご存知でしたか?
私は不勉強で初めて知りそのゆかりの地、福井県を訪ねるという歴史ツアーに参加しました。
13名の歴女(といっても皆様中高年、しかも私は歴女ではなく・・・)
ナビゲーターの先生も女性(この先生の知識と着眼点の鋭さ、そして何よりもアッカルイ~キャラクター)
折しもこちらはちょうど桜が満開
天気にも恵まれ、足羽神社(継体天皇の即位の際自らの生霊を合祀)の見事な枝垂れ桜のライトアップ、足羽川の桜並木も圧巻でした。
有名な根尾谷の淡墨桜も継体天皇のお手植えだそうで、今では宇野千代さんとこの桜の方が有名なくらいですがー
そして最後は地震断層観察館で断層についてお勉強ー
とても充実した旅をすることが出来ました。
私は明日から新学期が始まります。
写真上=淡墨桜
写真中=足羽神社のしだれ桜
写真下=足羽川の桜並木
野口体操~
20代前半の私は身体の痛みに悩まされていた。
突然「ウッ」となると体の半分が痛み、息もよく吸えな位になる。
その痛みが消えるまで1週間かかりやっと治って1週間たつと反対側が同じく痛む。
肩甲骨の位置も左右の足の長さも違い(よく道で転んだ)背骨全体がずれてしまっていた・・・
カイロプラクティックに回数券を買って通ったが一向に治らない・・・・
ある時古いお弟子さんがヨーガに誘ってくれた。
義理もあり仕方なく行ってみると、周りは私よりずっとお年を召した方ばかり・・・
その中で一番身体が硬いワタシー
あるポーズをとったら背骨がバリバリーと音をたてた。
その途端「自分でやるカイロプラクティック!」とヨーガにのめり込んだ。
症状はその後ほとんどでなくなってきたが何となく行き詰まっている時 NHKの訪問インタビューを見て野口体操に出会った。
からだに関する考え方がガラガラと音を立てて私の中で変わった
たまたま家から近い落合の教室、曜日も私が行ける火曜日!
それから先生が亡くなるまでの15年間直接の指導を受けられた。
これは今の私にとっての大きな財産となる。
なかなかこの体操を説明するのは難しいのだが、それを羽鳥操さんが見事によみがえらせてくださった。
(羽鳥さんが小学校の先輩であったこともビックリな話なのだが~)
先生の著書「原初生命体としての人間」に興味を持っている方も多いが
この本を読むとより深く分かりやすく理解できると思います
ワクチン後~
3回目のワクチン後、熱は下がったのですが寒気が続いて食欲もなく、
胃腸科で薬をもらったりしたのですが、体調不良が続きましたー
お弟子さんも受けていますが、私のようにひどくなく元気でお稽古に来ています。
2月18日に受けて3月に入ってやっとプールで泳ぐ気になりましたが サウナに入ってビックリ
両腕が牛でいう白と黒の柄(?)のように赤と白のまだら=火傷のあとのケロイドのような・・・・
結局自分で思うに毛細血管がうまく拡がってないのでは???と思いました。
だから皮膚の表面がザワザワして寒気を感じていたのだと思います。
誰もいない時間帯なのでよかったですが、自分で見ても気持ち悪い
やっと両腕も平均に赤くなってきて、食欲も戻ってきましたが長かったですー
4回目はちょっと考えます・・・だんだん副反応がひどくなっているのでー
EHDの先生から先日の発表が終わった時の写真を送って下さいました。(先生も副反応がひどかったそう)
コロナで振り回されましたが何とか無事に終わってほっとしている写真です