数十年前、NHKのドキュメント番組で、比叡山の千日回峰行を見た。とても、ショックを受けた記憶があります。
この番組がきっかけで、在家から出家された方も何名か知っています。
それは、昨年亡くなられた、酒井唯哉さんだったですが、沢山著書やテレビを見て、いつも興味がありました。
比叡山は、じっくり行ってみたかったので、今までチャンスがなかったのですが、今回、千日回峰を満行した大阿闍梨様と修行の道の一部を歩めると
いうことで、参加しました。
同行して下さったのは、光永圓道大阿闍梨で、40前のとてもお若い方=以前、修行中の時テレビで拝見したが、喘息がひどく中学行けないかもーと、いうことで転地療養のため、こちらにいらしたらしい。
東塔,西塔、横川まで、御案内いただきました。比叡山は、修行の道場ということを感じました。大講堂で、行われる問答は、近々あるそうですが、それを受ける方は、84歳だそうです。しかも、3問が12時間以上かかるとか・・・・
また、掃除地獄といわれる12年籠山,常行堂でも、修行中でーまだ、折り返しのところだそうです。西塔から、横川までの道は、登ったり降りたりの繰り返しで、写真を撮る余裕もなくー
この、石のベンチが、行者様が唯一、座れる場で、御所に向かって祈りを捧げる所です。それにしても、毎日この道を駆け抜けて、9日間の不眠、断食、断水の堂入りを経て、すごい方です。
足のかかとは、着けないでつま先で歩くそうで、普段もそうらしく足袋は指のつけねの方からダメになるとか・・・・
体幹が、大切でバランスボールの上に立っているとか~