前回、野口体操と私について書きましたがー
ある時、野口先生から電話がかかってきた。「あなたは、折笠先生を知っていますか?」
小学校1,2年の担任の先生だー「何故、野口先生はご存じなんですか?」と、ビックリして聞いた。
「羽鳥さんに電話しなさいー」とおっしゃったので、すぐに電話した。
その頃、ある雑誌で野口体操がとりあげられ、羽鳥さんと私がモデルになった。
その雑誌を彼女が折笠先生に送ったそうだ。それを見た先生は、私の母が映っていると思ったらしいー
ちょうど私が小学校に入学したころの母の年齢である私ー
何と、羽鳥さんは私の小学校の先輩で、私たちの入学式に歓迎の辞を読んだ方だった。
折笠先生は担任ではなかったそうだが、親しくおつきあいしていたのだー
それから私は、ほとんど音信不通状態だった。
これをきっかけに、先生と再会した。それは、ちょうど先生のお母様の葬儀の日だった。
お互いに喪服で、お互いに近づいた時はドラマのワンシーンのような感覚だった。
それからは、羽鳥さんとの距離もグンと近くなり私は「オネイチャマ」と呼んでいまだに深いお付き合いだ。
先生とも、それからづっとお付き合いが続き、私の両親が相次いで亡くなった時も寄り添ってくださった。
私の演奏会にいらしていただいたり、先生の書道展に伺ったりー
今、先生はご自宅で病床にあられる。先日、羽鳥さんと伺った時にもこの話をされ「まるで作り話みたいよねー」と
おっしゃっていた。折しも、このところ今までお互いに連絡なかったのだが、小学校の同窓会をやることになり、
いろいろな人と連絡している。今は、メールやラインだ・・・
何人かの人に、私と折笠先生との関係を聞かれたのだが、口頭だと長くなるので=こういう訳なのですー