東京国立博物館で開催されている「正倉院の世界」に行ってきました
覚悟はしていましたが、開場30分前に行っても入れるまでにこの行列ですー
しかし、中ではゆっくり見ることが出来ました。
「五絃琵琶」が前期展示のメインですが、やはり立ち止まれず一周するだけで、
完成までに8年かかったという模造はじっくり見ることが出来ました。
先日、現代の職人たちがこの模造ができるまでのドキュメントをテレビで見ましたが、
1300年前にこれが作られ、守られ現在に伝わっているのは「奇跡」に近いと犇々と感じます。
東大寺の大仏でさえ当時の作られて残っているのは一部分しかないというのに、
そこに隣接している「正倉院」の品々がこの状態で残っているー
その為のシステムがあり、修復、保存があったからこそなのですがー
森鴎外は晩年帝室博物館総長に就任していたそうで、
「夢の国 燃ゆべきものの燃えぬ国 木の校倉の とはに立つ国」の歌を詠んでいます。
昨日、首里城の火災があっただけに余計に感じるのでしょうか?
後期展示も行くつもりです=体力いります