群ようこさんは、私と同年代で昔は小説やエッセイを随分読みました。
小唄をやっている事は知っていましたし、師匠をモデルにした「小美代姐さん波乱万丈」は、とても面白く読みました。
特に、主人公が小学生の頃、三代目杵屋栄蔵のところに入門し、お稽古の情景は目に浮かぶようです。
そこに出てくる若い内弟子のお兄さん達の中には、私の父もいたのでしょう。三代目の厳しいお稽古の仕方(ここが私的には大受け)も良く分かりますし、
この作品はお芝居にもなっています。
今回、久々「三味線ざんまい」を読みました。小唄を始めた頃からのエッセイなのですが、読んでいて大笑いの繰り返し!!!
多分、何も知らず邦楽を始めるとそうなのだろうーと、納得。
特に唄は、(先日も我が家でもそういう人いました)理解に苦しみ、五線譜にするのですね~
西洋音楽しか習ってこない人たちには、とんでもない音程が出てくるのですね。
それでも、なんとかなんとか頑張って演奏会を経験し、お名取にまでなるのですが、その心情が本当に面白く書かれています。
また、お師匠さんが言っていることは、思わず「そうそう~」と納得。