日光彫という伝統工芸があります。日光東照宮を作った職人さんたちが残した彫の技術だそうで、色々な技法や特徴があります。
引っかき刃という独特の刃で彫り、柄は目出度いボタンやクジャクなどの柄があります。
実は、この作品は日光在住のいとこにあたる横江眞二さんが彫ったものです。
今年はいろいろあり、30年ぶり位にお互いに連絡が付き、先日はお宅にまでお邪魔しました。
昔から、仕事のかたわらやっているとは知っていましたが、お宅の作品を見てビックリ!!!
先週になって、突然送って下さったのです。
この引き出しは,亡き父の妹にあたる叔母さんの木工所で作って、そこに眞二さんが彫った物です。
日光彫の特徴が数々あります。まず横面、牡丹に孔雀です
正面は、梅に鶯、取っ手がないのも特徴で彫の柄と一体になっています。
上面にも彫がほどこされています。塗りも素晴らしいです~
早速、稽古場に置かせていただきました。お弟子さん達も、「すごいですね~」と
しばし見入っていました。本当に、素晴らしい作品をいただき感謝で一杯です